【あかりクラブ】六義園紅葉ライトアップに行ってきました!

あかりクラブ六義園ライトアップ見学の様子

第三回あかりクラブは、六義園の紅葉ライトアップの見学に行ってきました!

ライトアップを担当されている、焔光景デザインのスタッフ・佐藤さんに解説していただきながら園内を巡りました。

紅葉のライトアップでは、来園者が木を見上げたときに、光源が目に入って眩しくないよう計算して照明を設置されているんだそうです。

私たちがライトアップされた対象を見上げて、何にも気を取られず『きれいだな』と思えるのは、こうした細やかな配慮があるからなのですね。

ボランティアの中高生と六義園の職員さんが作られた、紋切行灯もお出迎えしてくれました。
家紋をモチーフにした紋切を職員さんが、夜な夜な行灯に仕立てた大作です。

六義園を最後に所有していた、岩崎弥太郎が好んでいたであろう絶景ポイントも教えていただきました。

この日は風もほぼなく、池が鏡のように紅葉を反射して幻想的な風景をつくっていました。

木々と岩では充てる光の強さを変え、見える印象を演出しているそうです。
とても細かく計算された照明デザインです。

昔には川が流れていたという場所には、青い光とスモークで川の流れを表現されています。 とても人気なフォトスポットになっていました。

紅葉具合は会期中に変わっていくので、紅葉が終わりつつある木は照明を減らし、紅葉が始まった木に照明を増やし…と、毎晩閉園後に照明を調整しているそうです。

今年の紅葉は少し遅いそうで、まだ楽しめそうです。

六義園の紅葉ライトアップは、12月12日(木)21:00(最終入門は20:30)まで開催されています。
気になった方は是非足を運んでみてくださいね。

ご参加のみなさま、解説してくださった佐藤さん、ありがとうございました!
六義園の春の桜ライトアップも、あかりクラブで訪れたいと思います。

六義園:https://www.tokyo-park.or.jp/park/format/index031.html
焔光景デザイン:http://www.homura-lsd.com/


六義園とは

六義園は徳川5代将軍 徳川綱吉の側近であった柳沢吉保が、7年の歳月をかけて完成させた回遊式築山泉水庭園です。
六義園完成後、将軍綱吉御一行が頻繁に訪れたという程、当時抜きんでた名庭園でした。

その後、江戸の度重なる火災にも遭わぬまま、明治に三菱財閥創業者である岩崎弥太郎の手に渡ります。

関東大震災や、東京大空襲の被害にも遭わなかった六義園は、元禄時代(約300年前)の面影を残しているといっても過言ではありません。

1953年には国の特別名勝に指定されました。